行徳神輿も登場
11月3日(祝)、市川市文化会館で「市制施行90周年記念式典」が開かれ、約800人が出席した。
開会のあいさつに立った田中甲市長は「人口4万人からスタートした市川市は、現在50万人目前の街に成長。北部は緑の豊かさ、南部は三番瀬などの自然環境を大切にバランスよく発展してきた。さらに100周年に向けて、市民の笑顔があふれる街にしたい」と述べた。
来賓あいさつに次いで行われた名誉市民顕彰では、全日警創業者で市川商工会議所名誉会頭の片岡直公さんと、市川についての著作が多い文学者の中津攸子さんが顕彰された。
名誉市民の 中津さん(左) 片岡さん(右)
また、パリ2024パラリンピック競技大会のメダリスト2人への市民栄誉賞の授与も行われ、車いすラグビー競技で日本初の金メダルに輝いた羽賀理之選手と、女子競泳100m自由形で銅メダルを獲得した辻内彩野選手に、市民栄誉賞が贈られた。
辻内選手(左)、羽賀選手(右)
市川市ゆかりの著名人からのお祝いビデオメッセージや、市の親善大使さだまさしさんのご子息らの音楽ユニット「TSUKEMEN」のミニコンサート、市内の小学生による合唱などが披露され、式典は華やかに進行した。
TSUKEMEN
手前:TAIRIKさん、奥:KENTAさん
そして市長から、「行徳の神輿文化と祭礼」が市川市の無形民俗文化財に指定されたことが発表された。舞台上には行徳神輿と揃いの白装束の揉み手やお囃子が勢ぞろいし、揉み手たちによる行徳神輿独特の迫力ある「差し」「放り受け」「地すり」の実演が始まり、「わっしょい、わっしょい」の力強い掛け声やお囃子が会場中に響き渡った。
市長の音頭で会場が一つとなり、市制施行90周年と行徳神輿の無形民俗文化財指定を祝って手締めをして、式典は幕を閉じた。
大迫力!神輿渡御の実演
姉妹都市のカリフォルニア州ガーデナ市からはターシャ・セルダ市長(右)とロドニー・タナカ副市長が出席(左)