リユース活動の促進に向けて
江戸川区は11月6日(水)、不要になった家具や家電などの品物の売買をする地域情報サイト『ジモティー』を運営する「株式会社ジモティー(本社/東京都品川区)」と不要品リユースの促進に向けた協定を締結した。区は同サイトを区民に広くPRし、区内から排出される廃棄物の削減を目指す。
排出される大量の粗大ごみ
区内から出る粗大ごみの重量は年々増加し、2021年度には、特別区に清掃事業が移管された2000年度以降で最大の5439トンに達した。2022年度は5176トンと減少に転じたものの、2023年度は4961トンと高止まり。
こうしたことから、区では不要品を粗大ごみとして排出せず、再利用する取り組みを区民に促そうと、民間事業者のサイトを活用することを決定。利用者が多く、個人情報の保護やトラブル対応への対策がなされていることなどから、株式会社ジモティーと協定を締結した。
区の廃棄物削減へまだ使える不要品を再利用
同社が運営する地域情報サイト「ジモティー」の登録者数は全国で約1500万人。サイト内には、出品された家具や家電などを紹介する「売ります・あげます情報」などのカテゴリーがあり、地域を指定してスピーディに譲り先を見つけることができる。
利用料や手数料がかからず気軽に検索できるとあって、月に1000万人以上が利用している。
今後、区は区公式ホームページ内の家庭から出るごみに関するページなどで、ジモティーの利用を広く呼びかける。
環境部清掃課の久保智課長は「区民の皆さまに、自分にとって不要になったものでも必要としている方に譲ることができることを知ってもらい、区のごみ量の削減につなげたいと思います」と話す。