「行徳」の歴史・文化に触れた1日
秋晴れとなった11月17日(日)、「行徳・南行徳 神社めぐり」が開催された。大勢の参加者が徒歩やバス利用で神社や神輿関連施設を巡りながら、行徳の歴史や文化に触れる1日を楽しんだ。
大人は「会場カード」を、子どもはクイズに答えてスタンプを押してもらった「じんじゃクイズカード」を集める、というアナログ方式で各会場を巡る方式。
「老若男女たくさんの方に来ていただけました。昨年よりもゆっくりと神社を見て回る参加者が多かったように感じます」と、実行委員会事務局の鹿島吉夫さん。
「1500人ほどを見込んでいましたが2000人超の参加があり、本部は午後1時過ぎには、南行徳も午後2時頃には記念品の木札がなくなってしまいました。来年使える引換券をお渡ししましたが、見込み違いは反省点ですね。予想を超える来場をいただき、感謝です。来年はもっとよく準備をしておきますので、またぜひご参加ください」
各会場ではパネルやスライドで神社を紹介したり、昔遊び体験やお囃子披露、飲み物やお菓子の配布など、それぞれ趣向を凝らしたイベントやもてなしが用意されており、参加者は思い思いに楽しいひとときを過ごしていた。神社関係者は「参加者からたくさん質問をいただいたり、展示物をじっくりと見ていただいたり、興味をもってくださる人が多いのが印象的でした」と手ごたえを感じた様子だった。
今年4月に行徳に引っ越してきたという夫婦は「都内に勤務していて地元のことをあまり知りませんでしたが、神社がたくさんあるんですね。今日のイベントが神社を訪れるきっかけとなり、うれしかったです」と話す。
昨年も参加したという60代の男性は「今年も人が多くて、にぎやかだね」と笑顔。その言葉通り、イベント開催中はどの会場も参拝や見学をする参加者が途切れることがなかった。
[関連記事2面]