学園祭で地域住民と交流
順天堂大学日の出キャンパスの学園祭「第2回順煌祭(じゅんこうさい)」が10月13日(日)に開催され、学外から地域住民を含む約1500人が来場した。
同キャンパスでは、今年度から薬学部が開設。医療科学部(2022年度設置)、健康データサイエンス学部(2023年度設置)とあわせて、3学部となった。現在、約1000人の学生が学んでいる。
この日は秋晴れに恵まれ、中庭には飲食などの模擬店が、また、校舎内では数々の催しが繰り広げられた。
VR(バーチャル・リアリティ)のPK対決コーナーには、サッカーチーム「ブリオベッカ浦安」の松野輝樹選手ら5選手も参加し、来場者と交流した。
医療科学部が設けた縁日コーナーには、学生手製のボール投げゲームが。的になった菌やウイルスの絵を倒す仕掛けで、大人も子どもも次々と挑んでいた。
薬学部はハーバリウム(植物標本)制作体験を提供。漢方薬に使う植物の花を瓶に入れて標本化し、持ち帰られるようにした。子どもと参加していた女性は「ハーバリウムって何だろうと、親子でやってみました」と話し、子どもも「思った感じにきれいにできた」と満足そうだった。
近所に住む70代の女性3人組は「普段散歩で近くを通るけど、校舎の中に入るのは初めて。新しくて明るく開放的な建物で、ここで学ぶ学生さんたちがうらやましい」と話していた。
日の出をイメージした明るい色に髪を染め、運営に汗を流していたのは実行委員長の山口朔永さん(健康データサイエンス学部2年)。「ついに3学部そろって順煌祭を開催することができました。学生のためだけでなく、地域に開かれ親しまれる大学を目指して、みんなで準備してきた。多くの方が参加してくださり、うれしいです」と喜んでいた。