公開日: 2024年9月26日

令和6年秋の全国交通安全運動 9/30(月)まで

行徳新聞
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運転者も歩行者も夕暮れ・夜間の事故に注意!

令和6年秋の全国交通安全運動が9月30日(月)まで実施されている。管内の傾向や注意すべきことについて、行徳警察署交通課の盛岡課長に聞いた。

行徳警察署管内の人身事故件数は、8月末現在160件で、うち死亡事故は1件。前年比マイナス3件ではあるものの、死亡事故が発生してしまった。人身事故のうち自転車が関与している事故は48件で、およそ3割だ。
「行徳エリアは道路のアップダウンが少ないため自転車が走りやすい環境で、通勤通学にも利用する人が多い。免許も必要なく多くの人が乗れる自由な乗り物ではありますが、事故への関与率も高いため幅広い世代への自転車交通ルールの呼びかけが重要と考えます。自転車は軽車両という認識を改めてもっていただきたいと思います」
市川市内に目を向けると、自転車を利用する市民が多いもののヘルメットの着用率はまだまだ低いという課題がある。
自転車が関与する事故で死亡してしまう人の約6割が頭部に致命傷を負っているというデータがあるが、ヘルメットの着用状況別の致死率では、「着用していない場合」の致死率が「着用している場合」よりも約2・1倍も高くなっている。このデータからも、ヘルメットで頭部を守ることの重要性が確認されている。
「引き続き広報に力を入れていきます。事故に遭ってしまったとしても、ヘルメットを着用していればけがの程度の軽減につながります。現在は努力義務ですが、事故で悲しい思い、痛い思いをする人を少しでも減らしたい。自転車乗車時は、ぜひヘルメットを着用してください」
また、事故が多いのは通勤通学の時間帯である朝と、夕方~夜間の間。特に交通量が多い駅周辺やバイパス、交差点などで多く発生しているという。
「今回の全国交通安全運動のスローガンは『反射材 光って気づいて 事故防止』です。
これからの時期は日が落ちるのがさらに早くなるため、『薄暮時間帯』(日の入り時刻の前後1時間)という周囲が見えにくくなる時間帯に事故が発生しやすくなります。またこの時間帯は、通勤・通学のタイミングにも重なるため特に注意が必要です。
歩行者は反射材の活用を、自動車は夕暮れ前に早めのライト点灯で対策をお願いします」
運転者も歩行者も自転車利用者も、それぞれができる安全対策に取り組むことが大切だ。

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