平均年齢76歳
誰でも気軽に参加可能
通常のゴルフクラブ(ウェッジ)でバドミントンの羽根を思わせるシャトルボールを打ち、傘を逆さまに開いたような形のホールへと入れる競技、「ターゲット・バードゴルフ」。一見簡単そうだが、奥が深いスポーツだ。
「ボールの羽根のせいで風の影響も受けるし、飛距離が延びず、なかなか思うように進まない。ホールも大きいから入れるのは簡単かと思うと、ホールまでの高さがあるので、それなりのスイングを考えて打たなくてはならない。単純なのに全然思い通りにいかないので、ついつい夢中になってしまうんです」と参加者は言う。知らず知らずのうちに歩数も増え、毎回5000歩を超えてしまうそうだ。
江戸川区にはこのターゲット・バードゴルフの団体が7つある。その1つ「西葛西クラブ」は、JPアセットスタジアム江戸川(江戸川区球場)にほど近い、西葛西少年野球広場で週2回、火曜日と金曜日の午前8時から午後3時ごろまで活動している。途中参加も可能だが、お弁当持参で楽しんでいるメンバーが多いという。
パー3のホールが2つ、パー5のホールが2つ、そしてパー4のホールが5つの計9ホールを、場所に合わせて自分たちでコース作成。これを通常のゴルフ同様4人1組で回る。コース途中には、極端に幅の狭いところや池を模した囲いなど、さまざまな仕掛けが。まさにゴルフの面白いところをぎゅっと凝縮したような競技だ。
会員は70代後半が中心で、最高年齢はなんと89歳。「みんな背筋がピンと伸びてシャキシャキ歩いていますよ。休憩中のよもやま話もストレス発散にもってこいなので、女性の参加者も多いです。
毎回手ぶら体験を行っているので、ぜひ気軽にチャレンジしてください」と同クラブ会長の鈴木さん。
問い合わせ
TEL: 090-6129-0052 /鈴木