公開日: 2024年9月4日

小・中学生ワークショップを初開催

葛西新聞
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2100年に向けて考える

「2100年の江戸川区はどんな未来がいいか」「そのために自分たちができることは何か」について子どもたちが考えるワークショップが、8月20日(火)にグリーンパレス(松島1)で初開催された。
小学5年生から中学3年生の121人が参加し、斉藤猛江戸川区長が将来を担う子どもたちの多様な意見を聞いた。

区は、共生社会の実現のために区が果たすべき役割などを定めた「ともに生きるまちを目指す条例」を令和3年度に制定。令和4年度には、区民の声を聞き2100年までに目指す未来の姿をまとめた長期計画「2100年の江戸川区(共生社会ビジョン)」と、SDGsの達成年限である2030年までに、区が取り組む具体的な施策をまとめた「2030年の江戸川区(SDGsビジョン)」を策定した。
さらに、令和5年度には「共生社会ビジョン」の実現に向け、未来の世代のために取り組むべき対応策をまとめた「アクションプラン」を策定した。
こうした中、区では広報誌で特集を組み、2100年にかけて起こる、区の人口や歳入の減少、公共施設の老朽化などの予測されている将来の見通しを掲載。現状の行政サービスの見直しや区民の負担を適正なものとすることなどを記載しており、区政への反映に向けて、広報誌や区ホームページなどで広く意見を募集している。
今回、その取り組みの一環として、将来を担う子どもたちの意見を聞くため、ワークショップを開催した。
初めに斉藤区長が、「2100年の主役は皆さんです。皆さんの声をしっかりと伺い、これから先の江戸川区を一緒に考えていきましょう」とあいさつ。その後小中学生はグループに分かれ、2100年をどんな未来にしていきたいか、そのために自分たちができることを話し合った。グループトークには区長も参加し、区政への要望を聴くなど交流を図った。
最後にワークショップで出た意見をグループごとに発表。理想の江戸川区を実現するための行動として、「地域のお祭りを継続していくため、ボランティアに参加したい」や、「魅力あるイベントで、他県や外国から人を呼び込む」などのアイデアが出された。
参加した中学生の一人は、「2100年を良い未来にするため、他人事ではなく自分たちで何とかしたいと改めて思いました。SNSなどを活用して、区外の人にも区の良さをもっと広げていきたいと思います」と感想を語った。

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