打倒フレイル!
~明日も元気な自分でいるために~
最近、食事中むせる、食欲がない、つまずくことが増えた、あまり外出したくない、これらの項目に思い当たることはありますか?今回は健康な状態から介護が必要な要支援・要介護の状態に移行する一歩手前の状態である「フレイル」についてご紹介します。
フレイルってなあに?
フレイルとは「加齢とともに心身が衰えた状態」のことです。
食事中むせる、食欲がない、つまずくことが増えた、あまり外出したくない…。これらはフレイルのときによく感じるといわれています。加齢による機能低下(筋力や認知機能の低下など)が認められるフレイル状態のときに、生活習慣病などの悪化が重なるとさらにフレイルは進行し、徐々に介護が必要な状態へと移行していきます。
しかし、フレイル状態でも適切に対策することで、介護が必要な状態への移行を防ぎ、健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間を延ばすことができます。
フレイル対策のために毎日できること
〈食事〉 1日3食、栄養バランスの良い食事を心がけましょう。
食欲も食事を作る気力も低下しやすい今の時期、たとえ食事の品数が減ったとしても、意識的に食材の偏りがない食事を摂取するよう心がけることが大切です。
〈運動〉 積極的に体を動かし筋力の低下を防ぎましょう
〈社会参加〉 1日1回は外出し、多様な「通いの場」を作りましょう。毎日暑い日が続くので、のどの渇きを感じる前に意識的に水分補給を行い、運動や社会参加は可能な限り日差しの強い午後の時間帯を避け、午前中や夕方に行いましょう。
〈口腔ケア〉 口の中の清潔を保ちましょう。口の中を清潔にすることは、リフレッシュした気分になるだけではなく、むし歯や歯周疾患の予防や、おいしく食べることにもつながります。
フレイル予防のために年に1回できること
浦安市では例年4月に「浦安市後期高齢者健康診査受診券」を75歳以上の皆様に郵送しています。健診を受けることでフレイルを加速させる要因となりうる生活習慣病の有無に気付くことができます。健診でご自身では気付きづらい変化を定期的に確認し、検査結果の数値の悪化に気付いた時から対策することが、健康長寿につながります。
◆問い合わせ先 浦安市健康増進課 TEL: 047-381-9059 |
浦安市後期高齢者健康診査について | |
受診期間 | 令和7年1月31 日まで |
受診場所 | 市内指定医療機関 |
対象 | 千葉県後期高齢者医療制度に加入している人 |
内容 | 血液検査、尿検査、身体測定など 例年10月から12月は医療機関が大変混み合います。健診受診はお早めに! ※受診には受診券(対象者に令和6年4月5日に発送。紛失などの場合は再発行可)が必要。詳しくは、浦安市健康増進課へ |