~塩田の名残を感じる南行徳の公園で夏の花巡り~
江戸川や荒川のサイクリングロードに囲まれ、サイクリストも多い行徳・浦安エリア。 この連載では、行徳支所を起点に片道10キロ程度の範囲で、初心者でも無理なく自転車で行ける「目的地」をご紹介しています。
行徳は、徳川家康が幕府の天領として塩業を手厚く保護したという歴史があります。その名残が感じられる2カ所の公園で夏の花を愛でてきました。
まずは、南行徳4丁目にある東海面公園。行徳支所から東西線高架下沿いの自転車道を進み、南行徳駅前通りを海方面に進んだら葛南変電所で右折すると到着。記者の足(時速15km)で約13分、3.1kmです。
手入れが行き届いた花壇。青や紫の彩豊かな紫陽花と淡いブルーのアガパンサスとの共演が美しかったです。真夏にはタチアオイやひまわりが見頃を迎えます。敷地内には塩田の守り神である「一之浜龍王宮」というお社もあります。公園の外周には大きな松がたくさんありますが、塩を焼くときの燃料として活用していた名残だとか。
続いては、5分ほど走り、御手浜公園(南行徳1丁目)へ。この「御手浜」という名前も行徳が天領の塩田だったことに由来しています。この公園では濃いピンク色の夾竹桃が一斉に咲き揃い見事な景色になります。訪れた日はまだ蕾でしたが、これから見頃を迎えますよ。
去年の様子(2023年7月20日撮影)
自転車で走行する際は、ルールを守って安全運転しましょう。