公開日: 2024年6月25日

「いち☆カフェ@ウィズ」開催

行徳新聞
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子育て・自分の生き方を一緒に考える

6月3日(月)、市川市主催、NPO法人いちかわ子育てネットワーク協力の「いち☆カフェ@ウィズ」が市川市男女共同参画センターで開催。ゲストにNPO法人ハートフルコミュニケーション理事・認定ハートフルコーチの福田潔子さんを招いて、子育ての悩みや子育てが一段落したらやりたいことなどを参加者全員で語り合った。

この日参加したのは、女性6人。下は乳児から、上は中学生までの子どもを持つ、全員が「母親」。
子どもが小学校に上がったときに感じた「小1の壁」や、友達付き合いの難しさ、また、仕事復帰のタイミングなど、話題はさまざまに及んだ。ちょっと前を行く先輩や、同じ悩みを持つ仲間の話に、皆真剣に耳を傾けていた。

自分が変わると子どもも変わる

「誰しも子育てを学んでから親になったわけではない。私は子育てをしながら人生を生き直したと思っている」と福田さん。
「子どものためにと、手探りながらもがむしゃらに育児をして10年経ったある日、子どもの『もうママの言う通りにはできない!』という一言にハッとなった」と自らの経験を話し始めた。このままでは自分がわが子を潰しかねない。そう思った福田さんは、そこから「子育て」を学び始めたという。すると「親が変わると子どももみるみる変わったんです。そうか、私はやり方がわからなかっただけなんだなと知ったんです」。

親の心を整えて幸せな親子離れ

自分のつまずきが、今の活動の原動力になっているという福田さんはこうも話す。
「子どもができないことを、できるようにさせるのではなく、その子の持つ良さを伝え、力を引き出せるような声掛けをすることが大事です」
最終的に望むことは幸せな親子離れ。「良い関係で子どもを送り出せる、そんな親を増やしたい」と福田さんは願う。「このような場で気軽におしゃべりをして、親の心が整う一助になれたらうれしいですね」
参加者の一人、小3の子どもを持つ女性は「子は親の写し鏡となる、ということを改めて考えた。まずは日常での自分の心を整えることを意識したい。『子どもは失敗する権利を持っている』という言葉がとても刺さった」。また小5の母親は「自分だけで大丈夫、などのステップは、子どもが自分で決めるもので、親はそのタイミングをひたすら待つことが大事、というお話が印象的でした。自立のタイミングは親が決めることではないのかもしれない」と感想を述べた。
 参加者は皆、それぞれの気づきを得た様子で会場を後にしていた。
 次回は「子育てしながら仕事も夢も追いかける」をテーマに、7月4日(木)zoomで開催予定。

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