公開日: 2024年5月23日 - 最終更新日: 2024年5月23日

『A・ウェイリー版 源氏物語』 のお話 図書館スタッフさんのおすすめ本

浦安新聞
  • シェア
  • twitter

『A・ウェイリー版 源氏物語』

紫式部/著 アーサー・ウェイリー/英訳
毬矢まりえ・森山恵姉妹/日本語訳(左右社)

紹介してくれたのは…
浦安市立中央図書館 小佐井さん

〈おすすめコメント〉

パレスに住むエンペラーには、幾人ものレディが仕えています。その中でも、身分は低いのですが、ひときわ深いご寵愛を受けるレディがいました。やがてレディは、ひとりのプリンスを生みます。彼は、ゲンジと呼ばれました。
1925年(大正14年)、レディ・ムラサキ著「ザ・テイル・オブ・ゲンジ」1巻がイギリスで出版されました。アーサー・ウェイリーにより初めて英語に全訳された源氏物語は、衝撃をもって西欧に知られることになるのです。
それから約百年。俳人の毬矢氏と詩人の森山氏によって日本語に翻訳されたのが本作です。
クリムト画表紙の美しいファム・ファタルに誘われて、あたかも異国の昔話のような新しいゲンジの世界に触れてください。

  • シェア
  • twitter
The following two tabs change content below.

浦安新聞

浦安で生活している幅広い方々に最も読まれている地元情報紙。詳細はこちら(明光企画HP)

月別アーカイブ