飼い主とペットが一緒の空間で過ごせる
市川市は市内4カ所で災害時ペット同伴避難所を指定している。
1月20日(土)にはその一つである市民プール(市川市北方町4)で、市民ボランティアが参加する避難所開設訓練を実施した。
災害時に小中学校で開設する避難所ではペット(原則として犬、猫)の「同行」が認められている。
同行とは、避難所内の「人の避難スペース」とは別のエリアでペットを飼育することが可能というもの。
一方今回訓練した「同伴」は「飼い主とペットが同じエリアで過ごすことができる」というものだ。
「ペット同伴避難所」は、市民プールのほか、クリーンセンター(市川市田尻)、J:COM北市川スポーツパーク(市川市柏井町4)、大柏川ビジターセンター(市川市北方町4)の4カ所。
ペット同伴避難所は状況により開設を決定するため、飼い主は開設の情報を得てから避難する必要がある。
訓練に参加したのは、市に登録している動物愛護市民ボランティアのうち6人で、このうち2人はペットの犬を同伴した。
市民プールには、屋内(空調あり)に6世帯、一部外気が入り空調の無いスペースに17世帯を収容できる。
「一世帯」の構成は3人とペット1頭が想定されており、原則としてゲージやフードなど必要なものは飼い主が持参する。
参加した人たちは当日「空き状況を知る方法は?」「申し込み制か?先着制か?」「エリアの割り当て方法は?」など、市職員にさまざま質問していた。市では今後の運用を検討し、同時に市民への周知に努めることにしている。